「虫歯はないし、歯が痛いわけでもない。でもそのうち歯医者に行かなきゃな……」——南千住のタワーマンションに越してきてから、ずっとそう思いつつ後回しにしていませんか?実は、症状がないからこそ今が予防歯科を始める絶好のタイミングです。この記事では、初めて定期検診を受けに来た方が「何をされるのか、いくらかかるのか」を事前に知っておけるよう、当院での流れを具体的にご説明します。
「予防歯科って何をするの?」南千住の患者さんからよく聞かれる疑問

予防歯科とは「治療に来ない歯科」のこと
予防歯科とは、歯が痛くなってから治療するのではなく、問題が起きる前に口腔内の状態を定期的に管理し、むし歯や歯周病の発生・進行を防ぐアプローチです。「痛くなったら行く場所」という歯科医院のイメージを、「健康を守るために通う場所」へと転換する考え方だといえます。
日本歯科医師会も定期健診の重要性を継続的に発信しており、定期健診では自宅の歯みがきだけではどうしてもケアしきれない口腔内の状況をプロがしっかり点検し、歯並びや歯と歯ぐきの状態、歯の清掃状況など、お口の中の健康状態をチェックします[1]。
「痛みがないのに行く必要がある?」という疑問に答えます
歯科疾患は自覚症状を伴わずに発生することが多く、疾患がある程度進行した時点で症状が生じます。そのため、定期的に歯科検診を受診して早めに歯科治療を受ける習慣を維持することが、歯の喪失を抑制することが明らかにされています[2]。つまり「何も感じない」状態でも、歯科医師の目から見れば初期のむし歯や歯肉炎が始まっていることは珍しくないのです。
歯周病は"自覚しにくい病気"である
特に注意が必要なのが歯周病です。厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」によると、4mm以上の歯周ポケットを持つ人の割合は全体の47.9%で、高齢になるにつれ増加傾向にある[3]ことが明らかになっています。つまり、成人のほぼ2人に1人が歯周病のリスクを抱えているにもかかわらず、多くの場合は無症状のまま進行します。歯周ポケット保有者の割合は年齢が増すにつれて高い傾向を示し、45歳以上では過半数を占めます[4]。自覚症状を待っていては手遅れになりかねません。
初回定期検診の流れをステップごとに解説——検査・クリーニング・フッ素塗布・ブラッシング指導

STEP 1|問診・口腔内検査(約10〜15分)
来院後、まず問診票をもとにご体調や気になる症状をうかがいます。痛みや出血、口臭の気になる箇所、服用中のお薬なども確認します。
その後、歯科医師または歯科衛生士が口腔内を診査します。具体的には以下を確認します。
- むし歯の有無:歯の色・質感・形態をチェック
- 歯周ポケット検査:歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の深さを専用プローブで計測。健康な状態であれば2〜3mm以内が目安です
- 歯石・プラーク付着状況:磨き残しの傾向を把握
- レントゲン撮影(初回・必要に応じて):歯と歯の間や歯槽骨の状態など、目視できない部分を確認
当院では、検査結果をモニターで患者さんとともに確認し、アニメーションを使ってわかりやすくご説明しています。「自分の口の中がどんな状態か」を視覚的に理解したうえで、治療の方向性にご納得いただいてから進めることを大切にしています。また、初診相談時のCT撮影費用は無料ですので、詳細な精査が必要な場合もご安心ください。
STEP 2|スケーリング(歯石除去)・クリーニング(約15〜20分)
検査の結果を踏まえ、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングを行います。中心となるのがスケーリング(歯石除去)です。定期的に歯石除去や歯面清掃などの予防処置・指導を受けることが歯の喪失の防止に重要であることが示されており、5年間の観察で定期的に歯石除去等を受けた群の1人平均喪失歯数は0.37歯であったのに対し、受けなかった群の喪失歯数は1.39歯であった[2]という報告があります。継続的なクリーニングがいかに歯の保存に寄与するかを示すデータです。
スケーリングでは、ハンドスケーラーや超音波スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、歯の表面や歯と歯茎の境目に蓄積した歯石を取り除きます。歯石は歯垢が石灰化したもので、いくら丁寧に歯磨きをしても自力では落とせません。歯石が残ったままでは歯周病菌の温床となるため、定期的にプロに除去してもらうことが欠かせません。
また、歯石除去後には歯の表面を研磨し、着色汚れ(ステイン)も落とします。クリーニング後は歯の表面がなめらかになり、汚れが再付着しにくい状態になります。
STEP 3|フッ素塗布・ブラッシング指導(約10分)
クリーニングの仕上げとして、むし歯予防を目的としたフッ素(フッ化物)を歯面に塗布します。フッ素には①歯の再石灰化を促進する、②歯質を強化する、③むし歯菌の酸産生を抑制する、という3つの作用があります。市販の歯磨き粉にも配合されていますが、歯科医院で用いるフッ化物製剤は濃度が高く、より効果的な予防が期待できます。
続いて、歯科衛生士によるブラッシング指導(TBI)を行います。毎日ご自身で磨いていても、磨き方のクセや歯並びによって「磨き残しが生じやすい箇所」は人それぞれ異なります。当院では患者さんお一人おひとりの口腔内の状況をもとに、適切なブラシの当て方、力の入れ方、歯間ブラシやデンタルフロスの活用方法をお伝えします。プロによる指導を受けることで、日々のセルフケアの精度が上がり、次回来院時までの口腔内の状態維持につながります。
当院は診療室5台のうち3台が完全個室ですので、ブラッシング指導や検査結果の説明も周囲を気にせず、落ち着いた環境で受けていただけます。
保険が使えるの?費用はいくらかかる?よくある疑問を整理

定期検診・クリーニングへの保険適用の考え方
「予防のためのクリーニングは保険が効かないのでは?」とよく聞かれます。実際には、検査と歯石除去(スケーリング)を含む定期検診は、歯周病の予防・管理を目的とした「医療行為」として健康保険の対象になります。厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」では、過去1年の間に歯科検診を受診した人の割合は58.0%であった[3]とされており、定期検診はすでに多くの方が活用している保険診療のひとつです。
ただし、保険診療の範囲は「歯周病・むし歯の予防・管理」に関連する処置に限られます。審美目的のホワイトニングや、特殊な機器を使ったクリーニング(一部のPMTC)は自由診療となる場合があります。初回来院時に担当スタッフが内容と費用をご説明しますので、不明な点はお気軽にお申し付けください。
初回定期検診の費用目安
保険診療(3割負担)の場合の目安は以下のとおりです。
| 受診内容 | 費用目安(3割負担) |
|---|---|
| 初診・口腔内検査・歯石除去・ブラッシング指導 | 約3,000〜5,000円 |
| 2回目以降の定期検診(再診) | 約1,500〜3,000円 |
| レントゲン撮影(必要時) | 約1,000〜2,000円追加 |
初回はお口の状態の把握のためレントゲン撮影や精密検査が加わる場合があり、2回目以降よりやや費用が高くなることがあります。なお、当院では初診費用の目安は保険診療で約3,000〜5,000円となっており、クレジットカードでのお支払いにも対応しています。
「3ヶ月に1回が目安」とよく言われる理由
定期検診の推奨間隔は一般的に3〜6ヶ月に1回とされています。口の中の細菌(バイオフィルム)は除去してもおよそ3ヶ月で元の状態に近づくことが知られており、それに合わせて定期的にプロのケアを入れることが、むし歯・歯周病の再発予防に効果的だと考えられています。歯石が付きやすい方や過去に歯周病の治療歴がある方は、より短いサイクルでの来院をご提案することもあります。患者さんの口腔内の状態に応じて、担当の歯科衛生士が最適な間隔をご案内します。
当院の予防歯科——南千住駅徒歩1分で続けやすい環境を整えています

駅から1分・WEB/LINE予約で「続けられる」通院習慣を
予防歯科でもっとも大切なのは「継続すること」です。せっかく始めても通院が億劫になってしまうと、定期検診の効果は半減します。定期的に歯石除去等を受けた群の1人平均喪失歯数は0.37歯であったのに対し、受けなかった群の喪失歯数は1.39歯であった[2]——この差は一度のクリーニングではなく、「通い続けること」で生まれます。
南千住OK歯科・矯正歯科は、東京メトロ日比谷線・JR常磐線・つくばエクスプレス「南千住」駅から徒歩1分の場所にあります(〒116-0003 東京都荒川区南千住7丁目3−8 グランウェスト)。お仕事帰り・お買い物のついでに立ち寄りやすい立地で、通院の負担をできるだけ少なくする環境を整えています。
ご予約は電話(03-6806-7707)のほか、WEBネット予約・LINE予約でも24時間受け付けています。「夜に思い立って次回の検診を予約したい」「電話での予約が苦手」という方にも便利にご利用いただけます。
痛みに配慮した処置で「また来ようと思える」体験を
「クリーニングが痛かった」という経験から、定期検診を敬遠している方も少なくありません。当院では、処置時の痛みへの配慮を治療全般の基本方針としています。麻酔が必要な処置では、貼るタイプの表面麻酔と33Gの極細針を使用し、薬液を体温程度に温めてゆっくり注入します。また、歯石除去は歯の表面に付着した歯石のみを除去するもので、通常は麻酔を必要としない処置です。歯石の量が多い場合や知覚過敏がある場合には、担当の歯科衛生士が丁寧に対応しますので、事前にお申し出ください。
マイクロスコープで精密な口腔内チェックを
当院にはマイクロスコープを導入しており、拡大視野での精密な診査が可能です。肉眼では見落とされやすい初期むし歯や歯肉の微細な変化も確認できるため、問題を早期に発見し、より小さな処置で対応しやすくなります。「なるべく削らない・抜かない」という治療方針のもと、予防歯科の段階から精密な検査を心がけています。
まとめ
- 予防歯科の目的は「症状が出る前に通う」こと。歯科疾患は自覚症状を伴わずに発生することが多く、定期的な歯科検診を受診する習慣を維持することが歯の喪失を抑制する[2]ことが明らかにされています。
- 初回の定期検診の流れは「問診・口腔内検査 → スケーリング(歯石除去)・クリーニング → フッ素塗布 → ブラッシング指導」の4ステップが基本です。
- 費用は保険診療(3割負担)で初回約3,000〜5,000円が目安。スケーリングや歯周病検査を含む定期検診は健康保険の対象です。
- 推奨頻度は3〜6ヶ月に1回。継続することで、定期的に歯石除去等を受けた群とそうでない群では5年間で平均喪失歯数に約4倍の差[2]が生じるというデータがあります。
- 南千住OK歯科・矯正歯科は南千住駅徒歩1分、WEB/LINE予約24時間対応。土曜診療もあり、通いやすい環境を整えています。
南千住駅から歩いて1分。平日お仕事帰りや土曜日のご予約もWEB・LINEで24時間受け付けています。「まず一度クリーニングだけでも」という方も、お気軽にご予約ください。予約フォームはこちらからどうぞ。電話でのご相談は 03-6806-7707 にお気軽にお電話ください。当院は初めての方も、久しぶりの方も、まずお口の現状をしっかり確認するところから始めます。セカンドオピニオンとして他院でのご診断の内容についてお聞きしたい場合も、どうぞお気軽にご相談ください。
はじめて受診される方は、初めての方へ(初診の流れ)もあわせてご覧ください。
参考文献
[1] 日本歯科医師会「定期健診に行こう!」jda.or.jp
[2] 厚生労働省「歯の健康(健康日本21 第6章)」mhlw.go.jp
[3] 厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」mhlw.go.jp
[4] 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」kennet.mhlw.go.jp